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晴れ時々、首里 Vol.7 紡ぐ沖縄の文化『首里餅菓子屋』

我が家では、お決まりのやりとりがある。
「今日はどこでお餅買う?」
「“首里もち”が良い!」

正月は「ナントゥー」、十五夜には「ふちゃぎ」、健康や長寿を祈願する「ムーチーの日」。そのほかにも、沖縄では様々な行事が行われるたびにお供物として登場するのが、「お餅」。
そんな独特なお餅文化が根付く沖縄で育った、私のおじいとひいおばあ(祖父と曾祖母)が口を揃えて「うまい」という場所がここ、「首里餅菓子屋」。

かくいう私も、首里餅が大好きで、散歩がてら近所に足を運んだ時は必ず立ち寄る場所だ。

耳たぶのような柔らかさで、もちもちとした触感がとても美味しい。
その中でも私が一番好きなのはよもぎ餅。練りこまれたよもぎが見た目にも美しく、ひとくち含んだ瞬間、口の中に香りが広がり、程よい甘さのあんこと最高のコンビネーションを見せてくれる。

店頭に常時並んでいるお餅は現在6種類。
そのほか、行事や季節に合わせたお餅がその都度店頭へ並びます。

「その日作ったものをその日に売る。やっぱり作りたてのお餅が一番美味しい」
そう言って優しい笑顔を見せてくれたこの方が、首里餅菓子屋2代目店主の西原清次郎さん。(左:息子の清史さん)(右:妻の淳子さん)
ご両親からお店を引き継ぎ、創業70年。

首里餅の始まりは9人家族の西原家の食卓。毎日お母さまお手製のお餅が並んでいたそう。
周囲からの応援もあって、1951年に首里儀保にお店を構えた。
「『お餅を作って、食べて、余ったら売りましょう。』それが母の口癖で、当時は、お餅が一家の支えでした。」と清次郎さん。
どこか懐かしく、優しい味は、家族を想う母の味なのだと納得した。

愛情深い母秋さんの背中をずっと近くで見ていた清次郎さんは、母の味と沖縄の文化を守りたいと思うようになり、40年間勤めていた会社を辞め、首里餅菓子店を継ぐことを決意。

母の愛情が込もったお餅づくりは継承され、さらにお客様に寄り添える形へ。

店頭ではお餅やお菓子だけではなく、線香、うちかび(あの世のお金)、半紙、ロウソク、拝みの仕方の本も置かれている。
「餅は絶対ここでしか買わないから、供え菓子とうちかび、あと線香もあったら嬉しい」とお客様からのご要望があり、揃えるようになったそう。
家族のように、お客様に寄り添うその姿は、清次郎さんの優しさとお客様との絆の深さが想像できる。

「行事に追われるだけだと疲れてしまいますから、それに付随するお餅や食べ物で楽しんでもらえたら嬉しい」と優しく微笑む清次郎さん。

一番は幸せで健康に過ごせること。これからも沖縄文化をその面で担っていきたいと笑顔で話してくださいました。

普段何気なくおいしいからと食べていたけれど、
慈愛に満ち、伝統を紡ぐ大切なものなんだと知り、私もいつかできる子や孫へ語り継ぎたいと思う。

首里を散歩しながら、沖縄の伝統が味わえる「首里餅菓子屋」へぜひ訪れてほしい。

【首里餅菓子屋】
Data:沖縄県那覇市首里儀保町1丁目27−3 TEL:098-884-0891
1951年創業。6種類の餅(白餅、白砂糖餅、よもぎ餅、黒糖餅、赤あん餅、あん餅)を始め、お正月の鏡餅、ナットウみそ餅、3月はひし餅、桜餅、9月は旧暦の十五夜で豆フチャギ、12月はムーチー、等々。行事や季節に合わせたお餅がその都度店頭へ並びます。首里の儀保店から始まり、浦添市前田に本店を構え、そして那覇市安里の栄町店と現在3店舗。よもぎ餅が一番人気。

 2021年10月20日
ライター 田中 里歩

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